【高松】インプラント治療中の喫煙について禁煙したほうがいいの？

【高松】インプラント治療で禁煙した方がよい理由と治療中の喫煙による影響

インプラント治療を受ける際に、禁煙は必須ではありません。しかし、有害物質が炎症や結合不良などのトラブルを誘発する可能性があることを理解しておく必要があり、高松の歯科医院でも治療方針は異なります。

インプラントの治療を受けるにあたり、絶対に禁煙しなければいけないわけではありません。そのため、喫煙している方の治療可否は歯科医によって方針が異なります。対応例として挙げられるのは下記の通りです。

多くの歯科医では“治療不可”としていないものの、インプラント手術後にはできるだけ禁煙してもらいたいと考えています。なお、サンシャイン歯科では禁煙が必要か否かについて、患者様の状況やインプラント手術対象の本数を確認してから治療方針を決定しております。

インプラントは、埋め込むインプラント体と骨を結合させて、本来の歯に近い機能をもたせる治療方法です。タバコを吸う方は、体内に有害な成分を取り入れることになり、下記のようなトラブルが発生する可能性が高まります。

外れてしまえば再度埋め込み手術が必要になり、外れなくても炎症が発生すれば治療が優先となるため定着までの期間が長引きます。治療が終わるのは一般的に1か月ほどですが、喫煙によりトラブルが発生したために長引いて10か月近くになるといったケースもあります。

喫煙で体内に取り入れることになる代表的な有害成分と、インプラント治療の関係性を解説します。

ニコチンには血管を収縮させる有害性があり、歯茎の組織や骨に酸素が届きにくくなります。十分な酸素や栄養が届かなければ、骨とインプラント体が定着できません。

また、ニコチンは白血球の働きを抑えてしまう有害性もあります。本来やっつけるべき細菌を退治できずに、感染し炎症を起こしてしまう可能性もあるのです。

タバコの煙に含まれていて、不完全燃焼時に発生する一酸化炭素も、インプラント治療に悪影響を与えます。

血液が酸素を運ぶ際にはヘモグロビンが活躍するのですが、その際は酸素より一酸化炭素が優先されるため、ヘモグロビンが酸素を運ぶ量が減少してしまいます。酸素が少なくなれば、インプラント体の定着が阻害されます。

インプラント治療を受けると決まったら、禁煙していただくことがベストです。しかし、日常的に喫煙習慣がある方にとっては簡単ではないでしょう。完全に禁煙できなかったとしても、できるだけ本数を減らすと、インプラント体定着を阻害する物質を減らせることになります。

インプラント治療では特に、インプラント体の埋め込み手術直後～歯肉に定着するまでの期間が重要で、定着するまでの間だけでも本数を減らす、または禁煙するのが望ましいといえます。禁煙または節煙を続けていきたい期間は、少なくとも手術直前～手術直後1週間、できれば8週間ほどです。

紙タバコだけではなく、加熱式タバコや電子タバコを好んでいる方も、インプラント治療においては禁煙・節煙を心掛けるべきです。

加熱式タバコは紙タバコよりも有害成分が少ないといわれていますが、インプラント体の定着に悪影響となるニコチンも含まれているため、体への影響がゼロになるわけではないということを理解しておく必要があります。

“リキッド”と呼ばれるニコチンやタールが含まれていない電子タバコであれば、上記の限りではありません。

インプラント治療を受ける際に禁煙を推奨する理由は、ニコチンや一酸化炭素がインプラントの定着に悪影響を与えてしまう可能性が高いためです。

インプラント治療を完了させるには、インプラント体と骨がしっかり結合しなければなりません。喫煙によって体内に取り入れられる一酸化炭素が、血流の低下と結合の阻害を起こす可能性だけでなく、接合部分の周囲に炎症が発生しトラブルにつながる可能性も高まります。

喫煙者にとって禁煙は簡単ではないかもしれませんが、多くの歯科医院では禁煙・節煙を求めます。禁煙・節煙期間の目安は、インプラント手術の直前～手術後8週間ほどです。禁煙を長く続けられるほど経過が安定すると考えられるため、手術を気に禁煙・節煙に取り組んでみることを推奨いたします。

サンシャイン歯科では、禁煙せずに治療を受けられるかどうかは患者様の状況によって判断しております。まずは初診カウンセリングと治療プランニングで、状況をお聞かせください。お電話か、専用ページからご予約いただけます。