ホワイトニング後2～3時間は控えていただきたいもの

ホワイトニング直後は、柑橘系食品・飲料、炭酸飲料、酢を使った食品、ヨーグルト、スポーツドリンク、アルコール類、などの酸性の食べ物・飲み物は控えましょう。ホワイトニング後は歯の表面にある膜（ペリクル）が剥がれており、とても刺激に弱い状態です。このときに酸性の強い食品を口にしてしまうと、歯の表面にあるカルシウムを溶かす脱灰状態になります。脱灰が大きくなると戻りにくくなり、虫歯になってしまいます。

通常、食事により口腔内が酸性になると唾液が時間をかけて中和してくれるのですが、摂取量や回数が多いと唾液の中和力だけでは間に合いません。そのため、ホワイトニング後だけではなく、普段から酸性の強い飲み物や食べ物を長時間かけて摂取することはできるだけ控え、摂取した後は水やお茶などで中性に戻すよう意識することをおすすめいたします。

ホワイトニング後24時間は控えていただきたいもの

ホワイトニングをしたら、翌日までコーヒーや紅茶、赤ワイン、緑茶、ウーロン茶、コーラ、トマトソース、ケチャップ、からし、カレー、チョコレート、キムチ、ぶどうなど着色しやすい食べ物・飲み物は控えましょう。

「着色しやすいもの＝色が濃いもの」というイメージがあるかと思いますが、実は豆腐や豆乳も着色しやすい食べ物です。なぜなら、大豆製品にはイソフラボンが含まれており、これは赤ワインにも含まれるポリフェノールの一種だからです。そのため、歯の黄ばみにつながります。

ホワイトニング後におすすめの食べ物・飲み物

例えば、コーヒーや紅茶を飲む習慣があるという方は水や牛乳に切り替え、パスタを食べるときはトマト系ではなくクリーム系、ラーメンは塩を選ぶのがおすすめです。また、白身魚（醤油なし）や大根、里芋、キャベツ、もやしなど色の薄い野菜を中心としたメニューにしたり、おやつにはチョコレートではなく、ナッツ類や塩味のポテトチップスを選んだりするなど、工夫することが大切です。

お酒を飲みたいというときは、白ワインや色の薄いビールを選んでください。

どうしても色の濃いものを飲みたい、食べたいというときは歯面に当たらないようストローを使ったり、5分以内に歯磨きしたりしましょう。それも難しい場合は、食後にしっかりと口をゆすぐことをおすすめいたします。