埋め込む位置や本数の違い

人によって、インプラントを埋め込む位置や本数は異なります。奥歯を治したいという方もいれば、前歯を治したいという方もいらっしゃるでしょう。上側の前歯など見た目に大きく影響する場所に埋め込む場合、審美的な施術が求められるためより丁寧な施術が求められます。難易度が高い分、料金も高くなりがちです。

当然、本数が多くなればなるほど料金は高額になります。

使用するインプラントの種類の違い

一口にインプラントと言っても国内外で数多くのメーカーが存在し、種類によって大きさ（直径）などの規格がそれぞれ異なることから、料金も違います。各歯科医院では独自の基準で最適なメーカーを選んでいるため、料金に差があります。

歯科医師の技術の違い

インプラント治療は外科的手術を伴うことから、簡単に行えるものではありません。周囲組織に配慮しながら埋入する必要があり、位置によっては審美性も意識しなくてはいけません。場合によっては骨造成や骨移植、CTG（結合組織移植術）などあご骨の量を増やしたり、歯ぐきを移植したりする難易度の高い治療を必要とする場合もあります。難易度の高い治療にも対応する歯科医院は、料金が高く設定されている場合が多いでしょう。

スタッフの質

インプラント治療後はよりインプラントの持ちをよくするため、口腔内のケアが重要になってきます。そのためには、歯科衛生士や歯科助手、一般歯科・矯正歯科などインプラント以外の歯科医師の力が必要となります。

こういった優秀な人材を多く揃えているかどうかも、料金に差がでる理由の一つです。

保証の違い

インプラントは、治療後もメンテナンスを必要とします。この保証も治療費に反映されますが、保証の有無や条件、期間、内容などは各歯科医院によって異なります。

感染対策にかける薬剤や医療器具の違い

インプラント手術の際は、細菌が傷口から入らないよう徹底した感染対策が必要です。「使い捨ての道具を使う」「より効果が期待できる薬剤で減菌・除菌する」など、どこまで徹底するかは歯科医院によって差があるため、感染対策にかけるコストの違いも治療費に反映されます。