痛みや治療が伴う虫歯は予防が何よりも重要です。虫歯予防というと歯磨きをイメージするかもしれませんが、生活習慣の見直しも欠かせません。こちらでは、夜更かしなどの生活習慣と虫歯の関係性をご紹介いたします。併せて、夜になると歯が痛む理由などもご確認ください。

2019年に北海道大学などの研究チームが、夜更かしなどの生活習慣と虫歯リスクは深い関係があるという研究結果を発表しました。
この研究は1～16歳の子どもを対象に、食事・就寝・歯磨きなどの時刻を記録し、虫歯の本数と比較・分析して関係性を明らかにしたものです。
その結果、2～7歳の幼い子どもで夕食・就寝の時間が遅い、夕食時間にばらつきがある場合、虫歯が多くなる傾向が見られました。また、11～16歳の子どもは、夕食時間のばらつきが虫歯の本数と関係していることがわかりました。
低年齢の子どもほど、夜更かしなどの夜型生活によって虫歯リスクが高まることが証明されたことになります。

なぜ夜更かしが虫歯のリスクを高めるのでしょうか。その理由は幼い子どもほど、生活習慣の乱れで体内リズムや血圧、体温など、身体機能に影響を与えるためと考えられています。
夜更かしをする子どもは、夜遅くに食事や間食をする傾向があります。しかし、夜間は身体のリズムが乱れて唾液量が減少し、防御機能が弱まっています。そのため、口内に細菌が繁殖しやすくなり、虫歯の発生や進行を高めてしまうのです。
虫歯は細菌が糖質を摂取した際に生み出す酸が原因で起こるもので、永久歯が虫歯になるのは小児期がもっとも多いです。先程の研究結果からも、朝方の子どもは起床・食事・就寝時間がいずれも早く、虫歯が少ないことがわかっています。一方、夜型の子どもは起床・食事・就寝時間がいずれも遅く、虫歯が多くなる傾向にあります。つまり、虫歯予防には早寝早起きの規則正しい生活習慣が大切になるということです。

サンシャイン歯科では予防歯科に力を入れております。お子様が虫歯にならないための具体的な対策方法をアドバイスし、患者様の大切な歯をお守りいたします。

「夜になると歯が痛くなる」とお困りの方は少なくありません。その中には虫歯以外の症状が痛みの原因になっていることがあります。虫歯の他に考えられる理由として、以下のような症状が疑われます。

夜に歯が痛む理由として以下が挙げられます。

虫歯や歯の痛みは生活習慣などとも関係しています。夜更かしによる虫歯が不安な方、夜になると歯に痛みを感じるといった方は、早めに歯科医院へ相談するようにしましょう。サンシャイン歯科には予防歯科の専門家が在籍しております。小さいお子様からご年配の方まで、一人ひとりに合った虫歯予防をご案内いたします。虫歯予防の具体的な対策をアドバイスさせていただきますので、気になることは何でもご相談ください。