目的

1期治療では2期治療（永久歯が生えそろってからの矯正）を視野に入れて治療計画を立てます。上顎と下顎の成長には時間的なズレがあるなど、身体の成長は部位によって異なるため、お子様一人ひとりの状態と成長予測を加味して治療方法と時期を選ぶのが小児歯科矯正の基本です。

成長が活発なこの時期に介入しておくことにより2期治療が不要になる場合もあり、2期治療への移行が必要となる場合でも矯正期間を短縮できるなど抜歯が不要になるといった効果が期待できます。

とくに上下の顎のバランスにズレや曲がりがある場合には、骨格がどんどん成長するこの時期の介入がすすめられます。顎のバランスを整えることは噛み合わせにとってはもちろん、顔つきの均整にとっても重要です。また、噛み合わせが悪くて歯や歯肉を傷つけてしまう場合や、永久歯が不適切な向きに生えそうな場合にも早期介入が求められます。

やり方

器具で外向きの力を加えて歯列を広げると、不揃いな歯並びが自然に改善したり2期治療を容易にしたりする効果が期待できます。使用するのは歯の裏側に装着するワイヤー装置です（裏側矯正）。

顎のバランスを整えるには、マウスピース型の装置や、口に装着する部分と頭や首にかけるバンドがセットになった装置（ヘッドギアなど）を用います。これらは家にいる間や寝るときに使用します。

歯並びを部分的に矯正するためにマルチブラケット装置を使うこともあります。これは歯の表面に取りつけた支持具にワイヤーを張ったもので、矯正歯科といえば多くの方が真っ先に思い浮かべる矯正装置です。ただし1期治療では部分的にしか用いません。

期間・料金

1～2か月に1回程度の通院で、個人差はありますが全体の期間は2年～4年が目安となります。矯正治療が途絶すると効果が後戻りしてしまうため、定期的な診断と治療が重要です。予約を守り、変更する場合も日時が遠くならないようにしてください。料金はケースにより大きく異なり、10万～30万円が目安となります。

高松市のサンシャイン歯科では月1回矯正歯科の無料相談を開催しています。お気軽にご利用ください。

目的

1期治療の時期に受診されたお子様でも、状態によっては早期治療のメリットがなく、成長を待ってから矯正を開始することもあります。2期治療の目標は永久歯の歯並びと噛み合わせをしっかり作り上げることです。まずは抜歯が必要かどうか、抜くならどこを抜くかを判断し、治療計画を立てます。

やり方・期間・料金

治療にはマルチブラケット装置を用いるのが一般的です（表側または裏側矯正）。期間は2～5年と個人差が大きく、料金の目安は50万～68万円となります。

歯科矯正では、予約通りに定期通院していただくことが大切です。高松市サンシャイン歯科ではWeb予約を受け付けていますので、どうぞ計画通りにお越しください。

小児の時期に歯並び矯正を実施するなら、虫歯予防を徹底する必要があります。子どもは1本1本の歯が小さく、歯の隙間には食べ物のカスが残りやすいため、矯正なしでも虫歯になりやすいです。

万が一矯正の最中に虫歯になった場合は、器具を一度取り外して虫歯を治療するといった手間が発生します。そのため矯正を始める前には虫歯の有無を確認し、さらに矯正中は親御さんが主体となり、お子さんの歯磨きを指導するといった点を意識し虫歯予防に努めることが大切です。

高松市の歯医者「サンシャイン歯科」では予防歯科の考えを基本とし、定期的に矯正治療の勉強会を開催しております。高松で矯正歯科について不安なことがある方はお気軽にご相談ください。

【高松の歯医者】小児矯正で歯並びを治す3つのメリット・矯正中に保護者がすべき3つのこと