勉強会だより・セミナーのお知らせ

2021.9.11

勉強会

虫歯をそのままにしているとどうなるのか?今回は虫歯の進行についてのお話しです。虫歯になったとき、多くの人は歯科を受診します。きっかけは様々で、痛みを感じたり、しみたり、歯が黒くなっている事に気付いたりして受診されます。また、普段定期的に歯科でのメンテナンスを受けている方は、クリーニングの時に見つかったりします。しかし、痛みが無いから、歯科が苦手だから、痛いけどまだ我慢できるといった理由で、虫歯を放置してしまう方もいらっしゃいます。歯は一生ものと言われるように、失ってしまうと二度と生えてきません。何とか早い段階で治療して、被害を最小限に抑えることが重要です。  
一番小さい虫歯だと、口腔内環境をきれいにしてフッ素で再石灰化を促す事で、再生されます。少し進行すると、表面を削ってCRと言われる白い詰物で埋める治療になります。
さらに進行すると、神経に近い部分まで歯を削り、インデーと言われる部分的な被せ物を作る事になります。
もっと進行すると、神経を取ることになります。神経を取った歯に土台を立てて、クラウンと言われる全体を覆う被せ物を付けていく事になります。
まだまだ進行すると、ついに神経が死んでしまい、歯自体の寿命が尽きてしまいます。ここまで行くと、歯を保存する事が出来なくなり抜歯することになります。
 虫歯の進行に伴い、痛みが出てくる可能性が高いので、出来るだけ早めに歯科を受診して進行を防ぎましょう。もちろん、痛みが出ないケースもあるので、痛くなくても黒くなっていたり、異変を感じたら早めに歯科で診てもらうようにしましょう。