勉強会だより・セミナーのお知らせ

2020.1.18

スタッフミーティング

みなさんこんにちは。サンシャイン歯科の笹井です。まだまだインフルエンザが流行していますね。海外では新型ウイルスによる肺炎も確認され、とても怖いシーズン

なっています。人混みから帰ったら、まずうがい手洗いを徹底し、ウイルスの進入を防ぎましょう。

 『1日3回のハミガキで心臓のリスクを減らせる!?』

最近の研究や実験で、1日3回歯磨きを行う事で、心不全、不整脈等のリスクを減らす事ができるという実験結果が出ました。1日3回歯磨きを行っていた人達はそうでない人達と比べて、心不全になるリスクが12%、心房細動になるリスクが10%も低かったそうです。また、家での歯磨きだけでなく、定期的に歯科でのメンテナンスを受けていた人も同様に、リスクが低下していたと言う事です。この結果は『European Journal of preventive Cardiology』誌で報告され、口腔内の衛生状態と心臓の関係が改めて重要視されるようになりました。

 『お口を守ることが、身体を守ることに直結します!』

口の中は常に数多くの細菌でいっぱいです。細菌が食事を通して体内に入ってくるのはもちろん、口の中や歯ぐきが傷つけば、その血管を通って体内に侵入するし、歯周病などで歯ぐきが溶け傷つくと同じ様にそこから進入します。体内に入った細菌は、血管内で炎症を起こしたり、粘着質の物質を作り出したりするので、重大な合併症に繫がる恐れがあります。特に、心臓や脳といった最も重要な器官の血管で詰まりが発生すると、脳卒中や心臓発作等の即命に関わる問題に発展する恐れがあります。2016年の研究で既に、虫歯や歯周病により口腔内環境の悪い方と、口腔内環境が整っている方では前者の方が心臓発作を引き起こす病気になるリスクが3倍も高かったそうです。虫歯や歯周病を治す事が、体全体の守りに繫がりますね。

 『歯科ケアと自宅ケアは両輪です!定期的にしっかりケアしましょう!』 虫歯や歯周病予防には、定期的な歯科でのケアと家でのケア、その両方をしっかり行う必要があります。例えば、毎日お風呂で髪を洗って、数ヵ月後に美容室でケアするように、口の中も毎日しっかりハミガキ、フロスを行い、定期的に歯科で歯石を落とす必要があるのです。失ってからでは、後悔しか出来ませんが、少しでも早いうちに予防やケアに取り掛かることで、リスクを減らせます。将来のために、今からでも頑張って口腔ケアをしっかり行っていきましょう。