勉強会だより・セミナーのお知らせ

2019.10.26

ランチミーティングをしました

みなさんこんにちは。
急に気温が下がるこの時期は体調管理が特に重要になってきます。手洗いうがいをしっかり行い、栄養を取って体力の消費に備えましょう。
『お口は体の玄関!しっかり管理して体を守りましょう。』
お口は体の玄関です。空気や食事と一緒に様々な菌が、口を通して体内に入り込みます。特に秋~冬にかけては、空気が乾燥しているので菌が活発になっています。お口の状態が悪いと、歯周病菌と一緒にそれらの菌が体内に入り込み、体調不良を引き起こします。
『お口は清潔に!綺麗なお口は、体の健康に繫がります!』
外から帰るとうがい、手洗いをすることは、風邪予防の基本ですね。これらと併せて普段からお口の中を清潔に保つ事で、細菌による疾患の重篤化予防に繫がります。以前からお話しているように、口の中には常に数多くの菌が生息しています。これら菌の活動を、コントロールする事で体全体の健康に繫がります。特に、糖尿病や心疾患、脳梗塞等の病気は、歯周病菌の活動が、それらの病気の重篤化を引き起こすことが分かっています。また、お口の中が不衛生で、歯周病菌や虫歯菌の活動が活発になると口臭や虫歯の原因になり、普段の生活においてマイナスの要因となります。

『正しい口腔ケアできれいなお口を手に入れよう!』
虫歯先進国では当たり前に行われている、ハミガキの際のフロスや歯間ブラシですが、日本ではその使用率は4割~5割と言われています。しかし、このフロスをするかしないかで、将来のお口や体の病気リスクが大きく変わってくるのです。アメリカの歯周病学会が、1997年に「FLOSS OR DIE?」というスローガンを発表しました。直訳すると「フロスしますか?それとも死にますか?」という衝撃的なスローガンなのですが、これは歯周病が心疾患や脳梗塞といった死亡率の高い疾患のリスクを跳ね上げる事から、このスローガンは「フロスをして歯周病を予防していかないと、将来的に歯周病が引き金となって重篤な疾患が起こり、死んでしまいますよ」と言う事を訴えていたようです。歯周病の怖さが良く分かりますね。そうならない為にも、気付いたその時から正しい口腔内ケアを始めましょう!
【おススメのお家ケア】
① 洗口剤でお口の殺菌を行い、菌を減らしましょう。
② フロスや歯間ブラシを使って歯間の汚れを除去しましょう。
③ 歯ブラシで丁寧にブラッシングをしましょう。丁寧に1本ずつ意識して磨きましょう。フッ素入りの歯磨き粉を使うと、虫歯予防効果UP!すすぎは少ない水で行いましょう。フッ素は水に溶けやすいので、何回も水ですすぐと流出してしまいます。
ここまでのケアを毎回行うのは時間的に難しいと言う方は、夜だけでもしっかりケアしてみてください。そして3ヶ月~半年に1回は歯科で歯石を取ってもらいましょう。お家ケアと歯科でのケアを両立して継続していく事が大切です!