2020.6.30

糖尿病と歯周病について

『とっても怖い糖尿病!』
 暑い季節になると、アイスやジュースといった冷たくて甘いものが恋しくなりますよね。スイーツは毎年進化を続け、コンビニ等でもかなり美味しい商品が多くあります。今やいつでも美味しいスイーツが手に入る時代です。厚生労働省の2016年の調査では、糖尿病患者と予備軍はいずれも約1000万人いるとされています。高齢者の方や若い世代でも発症が目立つようになって来ました。初期であれば、食事制限と運動を行いますが、症状が進むと投薬、合併症が起きると人工透析等が必要になり、日常生活に大きな負担を強いられる事になります。日本人は欧米人と比べて、インスリンの分解能力が低く、糖尿病になりやすいと言われています。日頃から運動を心がけ、食事に関しても暴飲暴食をせず、予防していきましょう。
『蜜月の関係!?歯周病と糖尿病について』
歯周病と糖尿病には大きな関係があります。最近の研究では、なんと歯周病菌がインスリンの働きを阻害し、糖尿病の働きを助けている事が分かっています。歯周病の治療を行い、プラークコントロールをしっかり行ったところ、血糖コントロールも改善したとの研究結果が多く報告されています。歯周病菌はぐきの血管から体内を回り、様々な病気を助けており、とっても危険な病気です。特に糖尿病との関係がわかり、注意される方も増えてきていますが、脳卒中や心筋梗塞といった取り返しの付かない病気のリスクが歯周病により上がるという結果も出ています。少しでも早いうちから、口腔ないケアに取り組み、将来のリスクに備えましょう。遅すぎる事はあっても、早すぎると言う事はありません。後悔する前に取り組みましょう!