2024.4.13

歯周病の怖さと予防について

皆さんこんにちは。サンシャイン歯科の笹井です。4月に入って暖かい日が続きますね。桜も咲いてお花見シーズン到来です。体調を崩さないように手洗いうがいは徹底していきましょう。
『歯周病の怖さについて』
歯周病は、歯茎の炎症から始まり、最悪の場合、歯の喪失にまでつながる深刻な病気です。痛み等がないので知らないうちに病状が進行し、気づいた時には歯がグラグラという状態になっています。歯を失う原因で一番多いのが歯周病によるものです。歯周病は、プラークに含まれる細菌が歯茎に慢性的な炎症を引き起こし、歯ぐきを溶かして歯周ポケットを生み出します。歯周ポケットによって歯と歯茎の隙間が大きくなった結果、歯がグラグラになり抜けてしまうのです。歯周病は重症化すると全身の健康にも悪影響を及ぼします。炎症が体内に波及し、心臓病や糖尿病、関節リウマチなどのリスクが高まるのです。また、妊婦では早産のリスクも高まります。
『歯周病の予防について』
歯周病は深刻な病気なのですが、適切な予防と早期発見・早期治療によって、ほとんどの場合は歯の喪失を防ぐことができます。まず大切なのは、1日3回の歯磨きと定期的な歯科検診です。歯磨きでプラークを除去し、歯科医による専門的なクリーニングで歯石を取り除くことで、歯周病を予防できます。また、喫煙は歯周病のリスクを高めるため、禁煙も重要です。さらに、ストレスの解消や、バランスの取れた食生活、適度な運動なども、歯周病予防に効果的です。全身の健康状態を良好に保つことが、歯周病予防につながるのです。
歯周病はそのままにしておくと取り返しのつかない事になります。しっかりとした予防対策を続けて大切な歯を守っていきましょう。