2022.6.18

定期検診のメリットについて

みなさんこんにちは。サンシャイン歯科の笹井です。ジメジメした日が続きますが、体調崩していませんか?少しずつ夏が近づき、気温も上がってきましたね。体調を崩し易い季節なので、体調管理に気をつけてすごしましょう。

『政府方針で歯科での定期検診が義務化に!?』
先日政府から発表のあった、経済財政運営と改革の基本方針案の中で、国民皆歯科検診制度の検討が明記されました。これまで日本では、高校生までは毎年の歯科健診が義務付けられていました。それにより毎年学校での歯科健診を受診していました。しかし、大学生や社会人は対象となっておらず、歯科定期健診の受診率の向上が課題となっていました。歯科健診を定期的に行い、口腔内環境を清潔に保つことで、様々な病気の予防やリスク低下につなげることが出来ます。今回、政府は増加する医療費の上昇を抑えるため、歯科定期健診を義務化し、病気になるリスクを低下させる事で医療費の上昇を抑制し、国民の健康も守る事に繋げる策として、この方針を発表しました。

『口の中が汚いと様々な病気の引き金に!?』
口の中が汚いと様々な病気のリスクが高まります。大きな病気だと、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病といった取り返しのつかない病気のリスクが上がります。また、インフルエンザ等のウイルス感染症に関しても、口腔内環境が悪いと免疫が下がり、罹患し易くなる事がわかっています。さらに、歯周病や虫歯を放置して、歯を失うと認知症のリスクも跳ね上がる事がわかっています。このように、たかが口の中と侮って放置していると取り返しのつかない事になります。歯周病は治らないので、早目に予防して進行を防ぐ事がもっとも重要です。特に痛み等の症状も出にくいので、放置して受診したときには手遅れというケースも少なくありません。

【虫歯、歯周病予防における定期メンテナンスのメリット】
・歯を健康に保ち、自分の歯を守れる。
・虫歯を早期発見でき、早い段階から治療することで、自身の歯を残せる確立が上がる。
・歯石除去により菌をコントロールする事で、歯周病菌の全身疾患への影響を減らせる
・虫歯治療や口腔内環境の悪化でリスクの上がる全身疾患の医療費が減り、家計や国家の財政にとってプラスになる。
 等・・・。
大きく上げただけでもこのようなメリットがあります。ハミガキ、フロス等のお家でのメンテナンスと、歯石除去、歯ぐきの検査といった歯科でのメンテナンス。これらを正しく続ける事で、口腔内疾患の予防だけでなく、全身疾患の予防に繫がります。お口は体内への入り口です。しっかりケアして、健康な毎日を過ごしていきましょう。