インプラントの歴史

失った歯の治療法は義歯やブリッジが一般的でしたが、噛み合わせが悪くなったり、周囲の健康な歯に負担をかけることがデメリットでした。現在は、自分の歯のように違和感なく機能するインプラントが第3の治療法として注目を集めています。こちらでは、インプラントの歴史についてご紹介します。

歯科インプラントの始まり

身近な治療法になりつつある歯科インプラントですが、その歴史は意外にもとても古いのです。最も古いインプラントは、トルコの古墳で発見された紀元前約550年前の石製インプラントと言われています。他にも世界各地の遺跡から、貝殻や鉄製などのインプラントが発見されています。その後も、金やアルミニウム、サファイアなど様々な素材を使用した治療が行われていたようですが、長期的に噛めるものとして適していませんでした。

現在のチタン製の歯科インプラント

現在のインプラントには、主にチタンやチタン合金が使用されています。チタンを使用したインプラント治療が発見されたのは、偶然によるものだったそうです。1952年、スウェーデンのある学者が微細血流の研究のために、うさぎの骨にチタン製機器を埋め込んでいました。研究終了後、埋め込んだ機器を取り出そうとしたところ、チタン製機器が骨としっかり結合する現象が起きていたのです。

これがきっかけとなり、多くの研究を経て、1965年にはスクリュー形状をしたチタン製のインプラント治療の臨床実験が始まりました。臨床成績は著しく向上し、1980年頃に世界的に評価されるようになったのです。その後も改良を重ね、現在日本国内では30種類以上、世界では100種類以上のインプラント製品が歯科治療で取り入れられています。

高松市でインプラントのことなら当院へご相談ください。当院では、患者様が安心してインプラント治療を受けられるよう、清潔で安全な手術室、超音波骨折治療器、笑気吸入鎮痛法などを取り入れています。治療したインプラントが長く使用できるよう、定期的にメンテナンスも行っています。
治療方法や料金など、気になることはお気軽にご相談ください。また、抜かない痛くない治療を第一に考えているので、歯医者が苦手な方も安心して治療を受けられます。