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2018.11.10

ご存知ですか?ひみこの歯がいーぜ(マタニティーセミナー)

皆さんこんにちは。サンシャイン歯科の笹井です。11月に入り、気温が

ガクッと下がりましたね。空気が乾燥してインフルエンザや感染症のウィルスが活発になる時期です。うがい手洗いを徹底して、病気になる前に予防していきましょう。さて、今回は咀嚼つまり噛むことの重要性に関するお話です。

 

『ご存知ですか?ひみこの歯がいーぜ』

突然ですが、皆さんは「ひきこの歯がいーぜ」という標語をご存知ですか?これは学校食事研究会が噛むことにより得られる大きな効能を標語にしたものです。効能は頭文字に準えて次のようなものになります。

「ひ」・・・肥満予防。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、同じ食事量でも満腹感を感じやすくなり、食べすぎを防いでくれます。

「み」・・・味覚発達。よく噛むことで、食材本来の味がでます。人は濃い味にすぐに慣れてしまうので、できるだけ薄味の物をしっかり噛んで食事を楽しみましょう。

「こ」・・・言葉の発音がはっきり。よく噛むことで顔の筋肉が鍛えられ、表情が明るくなり言葉の発音もしっかりしてきます。

「の」・・・脳の発達。よく噛むことであごの開閉運動が促進され、脳への酸素や栄養供給が活発になります。その結果、子供は脳の発達、高齢者は認知症予防に繋がります。

「歯」・・・歯の病気を防ぐ。よく噛むと唾液の分泌が促進されます。唾液の働きによって、再石灰化の促進や脱灰の予防に繋がります。

「が」・・・がんの予防。唾液には発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれています。そのためには、食べ物を30秒以上唾液に接触させることが効果的らしく、よく噛むことでこの作用を助けることができます。

「い」・・・胃腸の働きを促進する。よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防になります。

「ぜ」・・・全身の体力向上。「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。

 

『しっかり噛む事の大切さ』

しっかり噛む事には大きなメリットがあります。食生活の変化で日本人の一回の食事で噛む回数は減少傾向にあります。口の健康は全身の健康に繋がります。皆さんも食事の際は、しっかり噛む事を意識しましょう。普段鍛えることのない顔の筋肉を食事を通して鍛えることで、顔が引き締まり、美顔にも繋がりますよ♪