2018.1.23

IOTと口腔環境管理について

一月も中旬に入り、寒さが厳しくなってきましたね。室内と外との寒暖の差は身体に負担をかけやすく、体調を崩す原因にもなります。うがい、手洗いをしっかり行い、弱った体へのウイルスの進入を防ぎましょう。

今日はIOTと口腔環境管理についてのお話です。みなさんはIOTをご存知ですか?IOTとは、Internet Of Things (インターネットオブシングス)の略語で、これまでインターネットに接続できなかったものをインターネットに接続する事です。家電や設備をインターネットを通して接続する事で、離れた場所から状況をチェックしたり、スマホやPCと接続したりしてアプリやソフトで状況の記録管理が行えるようになり、これまで出来なかった様々な機械間のやり取りが可能になり、より便利に活用できるようになります。

最近では、IOT歯ブラシが登場し注目されています。歯ブラシにセンサーが搭載されており、磨き方の癖や力の強さ等も調べてくれます。専用のアプリで情報を見ることが出来るので、磨き残しやプラークの管理がお家で簡単に出来るようになります。将来的には、こういったお家でのケア情報と歯科医院でのメンテナンスの情報をリンクさせて、ホームケアとプロフェッショナルケアを両立させ、お口の情報管理を、アプリを通して歯科と共有していくシステム作りを進めているそうです。

健康管理の分野でIOTの活用はすごく注目されており、スマートウォッチや携帯端末等とアプリを使うことで、自身の睡眠の質や体温、心拍といった体の情報等、これまで管理が難しかった事が簡単に出来るようになりました。スマートホンやタブレット端末が登場から短期間で一気に普及した事を考えると、こういったIOTを利用した端末が私たちの生活に浸透していくのにそんなに時間はかからないように思います。

来院頂ける皆様のより良い口腔内環境実現のため、私たちも情報をしっかり手に入れ、新しい技術を患者様に提供していければと思います。